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俺を溺れさせて
第1章 ざわめき
「麻衣、ごめんお願い」と拝み倒された。
「あいつとご飯食べるだけでいいからあの店予約とりにくいんだ、麻衣いつか行きたいって言ってたよね、お願い」

まあ、憧れていたけど仕方ないって二つ返事をした。

「ありがとう・・・」

麻衣の彼とこれから旅行にいくの
麻衣って鈍感なのか、私を疑わないから付き合いやすい。



彼はこれから出張だってメールが来たから私も遅くてもいいかな


私の好きな和食のお店
彼と一緒にはこれない、和食が嫌いだからなんでも魚に骨があるのは邪道だと言っていた

私が焼き魚食べてたら、目の前に熊を見ているようだっていつも言っていた。




「桜井さん、好き嫌いある?」

「いいえ、出されたものは、食べますよ、でなきゃあ お百姓さんに悪いんですから」


じゃあってコースを頼んだ

「天と地の神様に感謝します、いただきます」

「桜井さんって面白いんだな?婚約やめて、付き合わない?」


「あなたにも彼女いるでしょ?」


気不味い雰囲気になった

最後の料理が運ばれた

「このあとどう?」

「食事だけってきいてますけど」

「こんな高額料金をただで終わらそうとしたのか?」

「そんな・・・・・」

「桜井の婚約者今ごろあいつと仲良くしている、出張だと言ってるだろ?あいつと旅行に行った事が何意味するんだ?」


「なんで話すんですか?そのくらい今まで見てきたらわかります、毎回されたら、私は許すって思った事を・・・・」

椅子から立ち上がって帰って行った。「ごめんなさい」



俺何を思ったのか裏から出て
彼女を追いかけたが見つからなかった。

「青野、何している、持ち場はなれるな」
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