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再愛
第2章 君と刻んだ時
奥を突き、
己の欲望をゴムに閉じ込めた。

イッタ後、
全身の力が抜け、蛍の上に被さる。

気持ちいい。
身体から抜けた精子が物語る。

動けずにいる俺の髪を撫でる蛍の手。

「イケた?」

「あぁ…」

「良かった。
哲朗さんとエッチ出来て」

「俺もだよ」

「好きな人とのセックスって、気持ちいいのね」

「あぁ…」

「忘れかけていたわ」

「俺も」

「私の身体で大丈夫?」

「気持ちいい身体だよ」

「私も気持ち良かった」

離れるのが…寂しくなるほど心地いい身体だった。

ゴムの中でフニャフニャと小さくなりゆくブツも、満足を噛み締めていた。


「シャワー浴びましょ。
一緒に」

「あぁ…」

セックスが終わった後も、互いの身体を愛しめた。

二度目のデートで男と女になった。


悪い事をしても、至福の時と勘違いしてしまう程、不倫の魔力は怖ろしい。

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