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第14章 公表 -祐樹side-
車でも良かったが、俺は駐車場の近くの小さな公園に理香を連れて行った。

何があったか聞いても、理香は俯いたまま答えない。
顔を上げさせても、俺から目を逸らす。

俺に言えないようなことなのか。
何も話さない理香に苛立ち、俺は理香を置いて公園から出た。
そうすれば理香は俺を追いかけて来ると思ったから。

でも、理香はそのまま、そこで泣き崩れた。

深夜、こんな場所に理香を一人で置いていけるはずもなく。
俺は理香が泣くのを、静かに見守った。


時間が立つにつれ、俺の頭も冷えてきて。

何に、そんなに泣いているのか。
泣いている時こそ、俺は理香の側にいて、抱き締めるべきじゃないのか?

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