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第14章 公表 -祐樹side-
翌朝、割と早い時間に理香からメールが届いた。
‘ なんとか大丈夫そう ’
忙しいのだろう…それだけの短いメール。
短いけれども、その一言に安心する。
でも、俺も半沢さんと話しないとな。
そんなことを考えながら、書類に目を通す。
「北宮、工程の打ち合わせいいか?」
少し離れた席から、椅子のキャスターを転がし山本さんがやってくる。
そして、工程の打ち合わせの後、BBQの話になった。
「しかし、ついに北宮も年貢を納める時が来たか。
てっきり理香ちゃん狙いだと思ってたのに、婚約者はいつの間に見つけたんだよ?」
「まぁ。そのうち話しますよ」
「日曜が楽しみだなぁ。かわいい?」
「かわいいっすよ。
俺も山本さんの美人だと噂の奥さんに会うの楽しみにしときます」
「娘もかわいいぞ」
それは、すっかり父親の顔で、優しい眼差しをしていた。
‘ なんとか大丈夫そう ’
忙しいのだろう…それだけの短いメール。
短いけれども、その一言に安心する。
でも、俺も半沢さんと話しないとな。
そんなことを考えながら、書類に目を通す。
「北宮、工程の打ち合わせいいか?」
少し離れた席から、椅子のキャスターを転がし山本さんがやってくる。
そして、工程の打ち合わせの後、BBQの話になった。
「しかし、ついに北宮も年貢を納める時が来たか。
てっきり理香ちゃん狙いだと思ってたのに、婚約者はいつの間に見つけたんだよ?」
「まぁ。そのうち話しますよ」
「日曜が楽しみだなぁ。かわいい?」
「かわいいっすよ。
俺も山本さんの美人だと噂の奥さんに会うの楽しみにしときます」
「娘もかわいいぞ」
それは、すっかり父親の顔で、優しい眼差しをしていた。