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第14章 公表 -祐樹side-

そうしているうちに、理香と山本さんの奥さんの元に数人の子供たちが走って来た。
子供たちは、二人の手を引き、砂浜を走り出す。

「あの水色の水着の子が俺の娘。かわいいだろ？」
山本さんが指差す先には、可愛らしい女の子がいる。

「奥さんに似て、かわいいっすね」

父親の顔になった山本さんと並んで、走り回る子どもたちと理香を眺める。

「見てたら、子ども欲しくなるだろ？」

「そうですね」

ビーチボールで遊んでいた子どもたちが、水鉄砲で遊び始めた。
最初は子ども同士で撃ち合って遊んでいたが、ターゲットが周りの大人に移る。