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第3章 急展開 -理香side-
言ってることは無茶苦茶だけど、北宮の目は真っ直ぐ私に向けられていて。

「…大事にしてよね?」

「もちろん!大事にするし、絶対に幸せにする」

そんなにはっきり言い切られると恥ずかしい。
顔が見れなくて、北宮の胸に顔を埋める。



規則正しい鼓動は、ちょっと速くて。
北宮の腕の中は温かくて。
とても居心地が良くて、落ち着く。
汗とは違う、男っぽい匂いも好きかもしれない。

「理香?」

北宮の手が頬に添えられ、上を向かされる。

そして、北宮の唇が降ってきた。
短く触れただけなのに、全身の体温が上がる。

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