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第4章 けじめ -祐樹side-
唇と唇が触れるだけの短いキス。
触れた部分が熱くなり、身体が熱くなる。

もう一度…次は深いキス。
キスをしようと顔を近づけたところで、理香の手に阻まれた。

「もぅ、ダメ!誰かに見られたらどうするの?」

顔を真っ赤にして抵抗する理香は、めちゃくちゃかわいい。
そのかわいい理香の耳元に唇を寄せて、俺は囁いた。

「…明日は覚悟して来いよ」

言葉の意味はちゃんと伝わったようで、さらに真っ赤に染まった理香の顔。
俺は俯く理香の前髪に口付けを落とした。

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