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第5章 日常 -理香side-
「南山ー、これ任せていい?水曜の朝イチまでで」
半沢さんの手から渡されたのは、土曜日の打ち合わせの修正案。

「早速ですね。やっておきます」

「助かるー。あっ、今日はどっか出る?」

「昼から、清水邸に行くくらいですけど?」

「じゃあ、車を出すから…ついでに俺の現場も付き合って」

「了解です」

いつも通りの会話。
なのに、‘ 付き合って ’の一言を妙に意識してしまう。
全く意味が違うのに。

いい加減に頭を仕事に切り替えないと。

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