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面影
第6章 家族
- 旭side -
〝ー 理玖、私はあなたに助けられたの。
だから、あなたの周りにもし私みたいな
人がいたら助けてあげて?約束よ?〟
あの後、早瀬さんは
ポツリポツリと話してくれた。
早瀬さんが知る限りの棗さんを。
棗さんは、家族はいないと
俺に言ったが実際は一人生きていた。
でもその人が棗さんに今も
し続けていることは、到底
家族…いや母親がすることでは
なかった。
そして棗さんと早瀬さんの
歪んだ関係も。
そして棗さんの夏前になると
増える異常な行動の原因も。
俺が思っていた以上に、
棗さんの闇は深刻だった。

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