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私の可愛い変態ペット
第1章 放課後音楽室
「泣くなよっ」
白川の襟元を掴み上げる。
長く伸ばされ目元を隠す前髪と黒縁の眼鏡。
目元は前髪で見えなくとも、頬が濡れているのは見えた。
「こいついっつも喋らないけどさ~、こういう時でさえ声もあげないのな」
「あれじゃない?友達いなさすぎて、声の出し方忘れちゃった?」
「あははは…、そうかも~」
ケラケラと笑う取り巻きの言葉に私は後悔するばかりだった。
あれ…?
いつからこんな事になった?
私はこんな事したかったんじゃないのに。
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