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私の可愛い変態ペット
第2章  下僕転校生






「…ちょっと迎えが早いわね。もう少し待ちなさいよっ!!」



白薔薇が剣を翳したまま言った。


突然の乱入にも応変にインプロは続行するようだ。



「焦らなくともこの男、すぐにそっちに送ってやるわっ」



素早く剣を骸骨の胸に振り下ろす。


…が、刺さる前に白川が横からその剣を蹴り飛ばした。


おそらくプラスチック製のそれは予期せぬ外力にぐにゃりと曲がり、床に転がった。


白薔薇が怒鳴る。



「何すんのよ!!」



「わわっ…、すみません。まだこちらの要件をお伝えしていないので…」



白川は一層腰を低くして謝った。



「何だって言うのよ?」



「その男を殺さないで頂きたい…」



「はぁ?」



白薔薇が白川を振り返った。


目を吊り上げて、いかにも不快といった表情をとっている。


不気味に白川が笑った。








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