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中編小説
第1章 天使捕縛(竹中半兵衛×石田三成)
三成の陰茎に絡みつく半兵衛の白く細い指は先から溢れ出した淫汁で濡れて滑りが良くなり、ゆっくりとまるで羽でなぞりくすぐるように亀頭を撫で回す。

「ああ…は、半兵衛様…どうか、絶頂に達する御許可を…。」
「だーめ、まだまだ焦らしてくださいの間違いだろ?僕のこの指でこうされたかったんじゃないの?」
「そ…それは…。」
「君は分かってないなあ…三成、君は虐められるのが好きなんだよ、被虐されて悦びを覚えるんだよ。」

意地悪く三成の耳元でそうっと囁いた。

「ふぁっ!耳元はお許しを…。」
「君の耳は敏感だね、君の耳に今度羽や筆でたっぷり焦らしてくすぐってあげるよ、何時間もくすぐって…耳の穴に息を吹きかけ続けて、いやらしく卑猥な淫らなお話を読み聞かせてじっくり舌で舐めてくすぐってみたいな。」

ねちゃりぴちゃくちゅう…。

「ふぁぁぁっ!」

白い翼の天使の悲鳴が部屋中に響いた。

年上で聡明な大谷吉継と違い、三成は性についてはまるっきり無知に等しい。

半兵衛は身体も小さく華奢な上美しい容姿も相まって特に筆で書を書く姿が純粋な意味で好きだった。

細く長い指が筆を持ちなめらかに字を書く様子を三成は純粋に尊敬と愛薄な彼にとって胸が高鳴った。

その美しく長い尊敬し愛する軍師の指が絡みつくように己の男としての欲望を示す性器を躊躇うことなく悪戯している。

必要最低限の知識もなく、ましては神と崇める相手の指が快感という肉欲を引きずり出そうと妖しく蠢いた。

「三成、君の剣技は見事としか言いようない、だが君は身体こそ大きくはなったがまだまだ心は赤子のまま。」

くちゃくちゃと卑猥な水音が三成の脳内を蝕んでいく。

「ああっ半兵衛様っ!ふぁっ!」

混乱して快感に揉みくちゃにされていく。

すっかり血まみれた天使の心は色香香る軍師の妙技に酔いしれ、蕩ろけ痺れていた。

「もうすっかり君は僕の指でとろとろだね、僕は痛みを伴う拷問よりもこうして快楽の拷問が好きなんだよ、人は快楽には抗う術を持たない、現に強く天使のように舞う君が僕の快楽の前で翻弄され許しを求めてる。」
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