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第4章 愛しくて、苦しくて……

「はぁ………はぁ………」

息が整わない私の頬を高遠さんがそっと包む。



「なんか………ごめん」


さっきとは真逆の反省した子供みたいな顔でそんな風に言われて、私は思わず笑ってしまった。


もう着ていた浴衣は胸元も足元もはだけて、くしゃくしゃだ。



「美羽………」


「…………？」


「その格好、すごく色っぽいな」



高遠さんは、ちゅっと首筋にキスをしながら、帯をといていく。


私は起き上がり、浴衣を完全に脱いだ。

そして彼の帯を外し、浴衣を脱がせた。



高遠さんの首に腕を回して、キスをする。




ありったけの想いを込めて ──。

口には出せない、” 愛してる ” の想いを込めて。



彼にグッと抱き寄せられて、舌を絡ませるキスをすれば、また私の身体は甘い疼きに襲われた。