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永遠に続く恋を……
第7章 不倫の恋のタブー
席に戻ると、グラスのワインを一気に飲み干した。

「電話………結城くんだった」

「早速デートのお誘い?」

「………そうみたい」



彼の言葉 ──。彼の付けた赤い印 ──。


私の心は彼によって揺さぶられていた。


そっとしておいて欲しいのに……。



****

翌日 ──。


待ち合わせの場所に行くかどうか、迷った挙げ句、行くことにした。


一言……言ってやるんだ。もう私に構わないでって。


私が待ち合わせ場所に行くと、結城くんは既に待っていた。

「よかった。来てくれたんですね」

私の顔を見るなり、彼は笑って言った。


その顔を見たら、いきなり『もう私に構うな』とは言えなくて……。


「車あっちなんで」


と促されるまま、彼の車に乗り込んだ。
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