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永遠に続く恋を……
第7章 不倫の恋のタブー
「話して下さい」


「………話すって何を?」


結城くんが私を真っ直ぐに見る。



「………美羽さんが今まで言えなかったこととか、全部」

「……………」

「明日は日曜だし、朝まで付き合いますよ」

そう言って、微笑んだ。



「私………高遠さんとは終わりにする」


………今度こそ………そうしなきゃいけないの。

誰かに彼との関係が知られてしまったら ──。



そして、もうひとつ。

彼の奥さんに会うような事があったら ──。


今なら、朱音の忠告が本当に身に染みて分かる。


奥さんへの罪悪感 ──。
それももちろんある。


それに………

「高遠さんにたくさん嘘つかせてたんだね………きっと………辛かったよね」



私と逢う時、旅行をした時……

どれだけの嘘を奥さんについたのかな。


そうさせたのは……私。



「美羽さんは優しいね。こんな時まで相手のことを思って」
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