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永遠に続く恋を……
第8章 彼の胸で
唇に温かくて、柔らかいものが触れた。


私は驚いて、目の上のタオルを取った。



「………今………何かした?」

「ごめんなさい、つい」

「つい?!」

「出来心で?」

「~~~~~//////!!」



………つい、出来心でキスしたの!?やっぱり危険!今からでも帰った方が………。


私の葛藤をよそに、結城くんはあっけらかんとした様子で「もう何もしませんよ」と、私の腕を掴んで寝室に引っ張って行った。


「私、ソファーで寝るから」


手を振りほどこうとするけれど、「今日は一人にしておけないって言ったよね?」と離してくれない。


セミダブルのベッドに2人で横になる。


「美羽さん、もうちょっとこっち」


ぎゅっと布団の中で抱き締められる。


「あの…………」

私は身体を捩る。



「隣に誰かいると寝られないタイプ?」

「そうじゃないけど………」

「じゃあ、今日はこのまま寝て?」


私は観念して大人しくすると、結城くんはそっと私の髪を撫でた。



彼の腕の中は暖かくて、しばらくすると私は深い眠りに落ちていった ──。
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