この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛しては、ならない
第42章 最初で最後の……


「はっ……はい」



その真剣な眼差しに思わず私は背筋を伸ばした。

彼は頬を膨らましプッと吹き出して私に寄り掛かるように抱き着いた。

吐息と、柔らかな髪が首筋に触れてこそばゆくて身を縮める私に、彼は小さい声で言った。



「貴女が泣くのを見たくない」

「――」

「酷い事をしたのに、虫がいいって思うけど……許して欲しい……」

「森本くん……?」

「もう、困らせないから……ひとつだけお願いしていいですか」

「……なあに?」



森本は、私の肩を掴んだまま身体を離して熱く見詰め、その綺麗なピンクの唇を動かした。



「一度だけ……恋人のキスをしてください」

「な……っ」



頬が一気に熱くなり、身体中の血が沸騰するかのように熱さを感じ、口までが回らなくなった。


「ななな……ど……どういっ……う……意味で……そそそ」





/1680ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ