この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛しては、ならない
第45章 小さな逃避行


「だからっ!私がこうして西本君と二人きりで夜部屋に居る事!
清崎晴香ちゃんにバレたら!」



彼女は凄い剣幕で俺に掴みかからんばかりの勢いだった。

俺はただ頷いて彼女に逆らわないように心掛ける。



「……あの子が嫉妬したり疑ったりして、お二人の中に亀裂が入る様な事になったら悪いなあ――って」

「……うんうん」

「うんうんじゃないわよっ」

「えっ……?な、何でっ」



夕夏は俺の肩に手を掛けて、熱い眼差しで――いや、怒りに燃える目と言った方が正しい――

刺すように見ながら舌足らずに言った。



「――西本君のあの気のない返事!
あの言い方じゃあ、まるで私が問題外っていうか、はなから対象外って言われてるみたいで腹が立つし、感じ悪いわよ!」

「ええっ……そ、そう?」

「ま、まあ……そんな事言ったって実際にそうなんだろうけど……」



夕夏は急に頬を赤らめると、先程までの怒りまくった表情が嘘の様に消えて、俺から手を離してプイと顔を背けた。

/1680ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ