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愛しては、ならない
第51章 ナイトメアの後で



烈しく揺さぶられて上下する乳房を背後から悟志の浅黒い手が揉みしだき、彼は俺に見せ付けるかのように腰をゆっくり廻してから深く彼女を打ち付ける。

悟志の表情は、烈しい行為の最中とは思えないほどに穏やかだった。



『どうした?……見ながら、自分を慰めたらどうだ?
僕は……菊野の身体を一番良く知っている……
何処をどうして触れればよいのか、彼女がどうすれば身体を疼かせるのか……
僕が抱いている時の彼女は最高に淫らで綺麗だろう?……だから君もあの晩、その手で烈しく自分をしごかずにはいられなかったんだろう?』

『あん……あああ……悟志さんっ……』

『菊野……可愛いよ……さあ……達(い)ってごらん』

『ああっ!ああ――っ』



見たくない、だが、この目は彼女が打ち付けられる姿を見ずにはいられなかった。

そして、忌々しい俺の猛りは、彼女を責め立てていた時以上に屹立し、膨らみ硬くなっている。





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