この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛しては、ならない
第56章 二十歳の同窓会



「……ごめん」

「私ね……剛君に本気でもう一度告白しようと思ってた……剛君は他に愛してる人……菊野さんが居るって分かってたけど……」

「……」



返事のしようが無くて狼狽える俺の額を彼女の細い指が軽く弾く。



「もう一度ぶつかって気持ちよく振られて終わりにしようって思ってた……」

「……清崎」

「なのに、剛君は私の前から綺麗に消えちゃって……」

「……」

「私はサヨナラさえ言って貰えない程度の存在だったんだ……て思ったら、なんだか一気に冷めちゃった」



彼女は舌を出し、左の手の薬指に光る物を俺に見せた。



「私ね、来年結婚するの」






/1680ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ