この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛しては、ならない
第63章 once again



「僕たちは……今初めて会った、て言うことにしよう‼」



悟志は真っ赤になったままで半分キレたように叫んだ。

思わず耳を塞ぐ私だったが、彼の言葉を聞き返さずにはいられない。



「な……ど、どういう事なの?」

「いいかい、僕と君は今ここで出逢った。そんで僕が君に一目惚れして求愛してる。
そういう設定でいこう‼」

「せ、設定とか、ドラマや映画じゃあるまいし」

「いいんだよ何でも‼
……やり直すんだよ。菊野……」

「……やり直す?」

「僕が君と出逢う前に……奥さんと死に別れた過去があったように……君には今、剛との……事が……ある」

「――」

「けれどっ‼みんな過去のひとつや二つ、あって当然だろう?
剛との事でどうしても僕に罪悪感を感じてしまうから、プロポーズを受け入れられないって君が思うなら――
こう考えればいいんだ‼僕と君は、今、ここで初めて出逢ったんだって‼ね?」

「ねっ?……て言われても――」



かなり強引な悟志の言葉に私は困惑するしかなかった。

だが悟志は自信満々な様子だ。




/1680ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ