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愛しては、ならない
第13章 甘い、地獄の日々



いつも点けているテレビの朝の情報番組では、イケメン俳優によるクッキングコーナーが始まった。


どちらかというと濃いルックスの彼は、私はあまり好みのタイプではないのだが、毎回の料理の手際の良さには感心している。
献立が思い付かない時にはこのコーナーは救世主の様な存在だった。



「あっ!
"MOMO'sキッチン、始まった!」



私はカウンターから身を乗り出し、テレビを食い入る様に見る。



祐樹はチラリ、と画面を見やるが、興味なさそうに視線を戻し、私を見て呆れた様に言う。



「ママ、パパや剛の前でそんなキラキラした目で他の男見ない方がいいよ~?
ヤキモチ妬かれるって!
何だっけこいつ……
桃太郎だっけ?」



「桃太郎じゃなくて、桃川盛幸(ももかわ もりゆき)だよ……
パパはともかく、剛さんがヤキモチなんて……」



私は、昨日間近で見た剛の鋭い瞳を思い出してしまい、テレビを見ては居たが全く集中出来なくなってしまう。

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