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愛しては、ならない
第13章 甘い、地獄の日々



私は、大事にリボンをほどき、箱を開け中身を見て思わず立ち上がる。


「……こ、これっ!」


思わず剛を見るが、優しい笑顔が眩しかった。


「いつも、お世話になっているお礼です」


剛は、密かに菊野へのカードをポケットの中へと隠す。


メッセージカードを面と向かって渡すのは流石に照れるし、あの言葉は自分の本心ではない。


悟志は、あの文を見て何と思っただろうか。


表面上は当たり障りない言葉かも知れないが、裏にある邪(よこしま)を、彼は見抜いているだろうか。



色とりどりのビーズが埋め込まれた、メルヘンチックな、まるで宝石箱の様なデザインのハンドクリームの容器を目を輝かせながら開けて、その薫りを嗅ぎ嬉しそうに笑う彼女を見て、剛は思う。


――俺は、菊野さんが好きだ……

その好きは、男が女に求める感情であって、決して単なる親愛ではない。


俺は、菊野さんを抱き締めたい。


そして、身体で繋がりたい。



そういう"好き"なんだ……――


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