この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛しては、ならない
第20章 恋の業火②




「は……離して……お願い」


涙で、視界がぼやけてしまう。
祐樹や悟志がいつ帰ってくるか分からないのに……
もし、こんな処を見られたら……

そんな事になったら、一体どうなってしまうのだろう。



剛は、悲しげな微笑を向け指で涙を拭い、私の思いを全部見透かす様に言った。



「……もし、誰かに見られても……
菊野さんは悪くありません……
俺が……全部悪いんです」


「剛さ……」



「安心……出来ないかも知れませんが、安心してください……
貴女が本気で嫌なら、俺は手を出しません……」



胸が痛む。
本気で嫌な訳がない。

私は貴方が好き……

もし、私が貴方ともう少し年齢が近かったら。

私が悟志さんの妻で無ければ。


迷わずその腕の中に飛び込むだろうに――


/1680ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ