この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛しては、ならない
第22章 滅ぼせない恋情







何故、私はこうしているのだろう。


悟志から愛情を受けながら、十五歳の少年に心を奪われ惑い乱れた私こそ、血を吐き反吐(へど)を吐き苦しむべきなのではないの――?


腕の中、紅い血にまみれながら、柔らかく微笑んだ悟志の表情が脳裏から離れない。




何故、そんな顔をするの?

そんな優しい目で、何を私に言おうとしたの?


どんなに酷い言葉をぶつけられても、仕方がないのに。


いっそ、私が悟志の代わりに倒れれば良かったのに――――――








「――菊野、菊野!」



母に肩を揺すられて、私はストッキングを握ったまま、いつの間にか涙を流していた事に気付いた。


/1680ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ