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愛しては、ならない
第27章 絡み合う、蔦
菊野の唇は咲き溢れるミニ薔薇の様に愛らしく開き、瞳の中に俺の姿を真っ直ぐに映し、涙を溢れさせる。
先程の悲しそうな涙とは違う――
俺が毎晩貴女の事を考えていたことを、嫌悪したりしないのか?
それどころか、嬉しい、と思ってくれているのか?
それとも…俺がそうだったように、貴女も俺を夜毎想ってくれていた――?
「さあ……俺の秘密は話しました……
次は……菊野さんが告白する番です」
彼女の中を掻き回しながら指で胸の突起をまさぐり、身を屈めて耳元で囁いた。
予想以上に菊野は敏感に反応して、大きく痙攣し叫ぶ。
「ああ……っ……ダメ……っ」