この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛しては、ならない
第33章 壊れるほどに


優しいバードキスを何度も唇に落とされて、彼の掌が背中に流れる髪を撫で首筋に触れる。

擽ったさと寒気が襲い震えてしまう私を、彼は強く抱き締めた。

壁の時計をチラリと見て、私の顔を覗きこみ少し困った表情をする。



「……今日は、真歩さんもいるし、断られるかと思いました」


「そうした方が良かったの……?」


彼の顔が見れなくて、胸に顔を埋めて呟く。

大好きで、いとおしくて、切なくて、本当に泣いてしまいそうだった。

生まれて初めて恋した人。

私の、一番大切に思う人。

大好きで、そして時々憎くさえ思う――私をこんな風に変えてしまった貴方を。

もう二度と以前の私には戻れない。

けれど、もう終わらせる。

今夜、もう一晩だけ貴方の恋人として生きて……

それで終わらせる。

苦しくても辛くても、そうするって決めたの……





/1680ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ