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第34章 恋の短夜(みじかよ）

飴玉を舌で味わい転がす様に、豊満な胸の突起を舌と唇で愛しているうちに、彼女が喘ぎながら脚を擦り合わせた。



「……ここも……触って欲しくて仕方がないようですね」


手を脚の間に滑らすと、蕾から滴る蜜が指先を濡らす。


「っや……あんっ……ダメっ」


やはり、彼女は真っ赤に頬を染めて言葉だけの抵抗をする。

それがどんなにか俺を煽り、欲情させるとも知らずに。



「今から沢山愛してあげるから……脚を開いてごらん」


「――っ……」



彼女はまた涙を溢す。



――ああ……可愛い……

貴方がいとおしくて、可愛くて……この気持ちで叫び出してしまいそうになる……



俺は、できるだけ優しい声で彼女にもう一度言う。



「脚を開いてごらん……

菊野の全部を……愛したいんだ……」