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愛しては、ならない
第36章 愛憎


森本は目を見開き、海外ドラマの役者みたいな大袈裟なしぐさで両手を広げ、驚いて見せる。


「な――んだよ剛!なんかご機嫌斜め?

俺、なんかしたか――?

そんなに怖い目で睨むなよ――っ」


「……もともとこういう目だ」



確かに、彼が俺になにかをしたわけではない。

だが何故だろう。こいつを見ているとムカムカが止まらない。

森本は、そんな俺の心中など全くお構いなしで更に近づき、肩を抱いて来る。

思わず震えてしまった。

いきなり触れられるのは好きではないのだ。



「や――、そういう苦み走った表情もイケメンだけどさ――

怖い顔ばかりしてたら女子に怖がられちゃうぞ!」


(――知るかよ……そんな事……どうでもいい)

そう怒鳴り付けてやりたかったが、学校で騒ぎを起こしたくない。

俺は仕方なく、無理矢理に曖昧な笑みを貼り付けた。
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