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愛しては、ならない
第37章 愛憎②



どうして、早く来てほしいと思う時に限ってエレベーターは到着しないのだろうか。

いっその事階段で降りようか――と思うが、ここは最上階だ。

今震えて立ち上がる事も出来ないのに、延々と続く階段を降りる事など無理だ。

もし、彼が急に気が変わって部屋から出てきて、また捕まったら――

壁に掴まり必死に立ち上がろうとしながら後ろを振り返るが、部屋のドアが開きそうな気配はないように見えた。




(落ち着いて……落ち着いて……)


まずは、外されてしまった胸のボタンをどうにか留めていき、乱れた髪を手で整える。

他に着衣に乱れがないかどうか確認し、深呼吸をゆっくり繰り返すうちに手の震えが止まり手で何とか立ち上がる。



チン、という音が聞こえてエレベーターが止まった。




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