この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛しては、ならない
第39章 愛憎④


どこへ行く、と腕を掴み止めるが、彼女は首を振って涙を流し『誰にも迷惑をかけないで死ねる場所を探しに行くの』

と言い張り半狂乱になった。

森本は彼女を抱き締めてこう言うしかなかった。



『生きてれば、良いことあると思うよ?』

『そんなの、ない!!』

『いや、そんなにキッパリ言い切らなくても……
剛だって、一ヶ月後位に振り向くかも知れないし』

『一ヶ月?』

『……いや、三ヶ月とか?』

『絶対にそう思う?』

『……半年後……とか……』

『――そんなに待てない!私、三年間ずっと好きなのに……
今日フラレて……このまま恥を晒して生きてたくない!!』

『いや、恥かいてないよ』

『かいたの!!』

『いやいや』

『一生懸命にお洒落したのに……勇気を出して私から……キ、キスしたのに……っ』

『――ふうん』


大人しそうな顔をしてやるじゃないか、と感心して思わず感嘆の溜め息をつくが、清崎は目を剥いて怒った。
/1680ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ