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愛しては、ならない
第39章 愛憎④


その痛みを打ち消すかの如く彼は狂った様に彼女を突き上げた。

彼女は身体中痙攣させて、彼にしがみついて叫ぶ。



「ああんっ……彰……烈し……
で……も……スゴい……
ねえ……こうやって……あ……の女を……メチャクチャに……しちゃいなさいよ……
あああっ……」

「ふ……く……っ……晴香……っ」


彼は、彼女の太股を大きく開くと真上から貫き、一段と烈しく突き始める。

動く度に彼女の中で絶妙な加減で締め付けられ、彼はもう爆発する寸前だった。



「晴香っ……も……もう……ダメだっ」

「彰……っ……私も……っ」

「晴香――っ」

「あ……きらっ」



視界が白くぼやけて、光が弾けた瞬間二人は同時に果てた。

彼は、腕の中の彼女の中へと精を吐き出しながら、菊野がしゃくりあげる姿を胸に思い浮かべて、聞き取れない程の小さな声で呟いていた。




――お、か、あ、さ、ん――

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