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ヒレツガワ
第4章 ある放課後のサブカル研部室
「マコト〜、帰ろ♪」

ノックもせずに、梓が部室に入ってくる。

しかし喜連川はチラッと梓を見ただけで直ぐにゲーム機に目を落とした。

「あ〜、はいはい、終わるまで待ちますよ」

そんな無礼な態度にも梓は特に気分を害すふうでもなく空いている椅子を喜連川の隣に持ってきて座る。


「…やっぱり付き合ってるんスかね、あの二人」


「付き合ってなどいない」
「付き合ってないわよ」




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