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同棲ラプソディー
第3章 ソ
文化祭は5時に完全終了になる。
片付けは明日1日かけてやるから教師も生徒も今日はこのまま帰宅だ。

校門で「打ち上げで酒は飲むなよ」とか
「居酒屋で打ち上げするなよ」など声をかけ
生徒を完全に帰したら教師もそこで終了だ。

一昔前と違って今の生徒は打ち上げで酒は飲まない。
生徒も色々心得てる。

そのまま飲みに行く同僚に断りを入れて
文化祭を見終わった後に駅前のコーヒーショップで待っていた奴らと合流した。

「どこに飲みに行く?この近くだと生徒に見つかるとうるさいだろ?」
俺に気を使って、違う場所で飲もうとマサが提案した。

「いや。俺の家に来ないか?」
「佐藤の家に?」
「佐藤がいいなら。酒と食べ物買っていくか」
「いや。もうたぶん用意できてるからさ」

「え?」

そこで一斉に奴らが驚く。
「何?彼女?」
「いや。違う。吉見だよ」
「は?吉見が?なんで?付き合ってんの?」
吉見を唯一知ってるマサが驚いた。

「付き合ってない」
「なんだよ」

「家でゆっくり話すよ。とにかく来いよ」
そう言って俺たち4人は俺の家に急いだ。
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