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第9章 ２１：４０〜

どういう経緯で、山之内くんが渉に代わっていたかはまだ分からないけど……


渉しか知らない蜜巣は、頬擦りでもするかのように粘壁を肉棒に吸い付ける。


キュウゥゥゥゥ――――


お腹の中で力一杯、渉を抱き締めた。


「つっ！　締め過ぎ……」


「あっ……突っ込み……過ぎっ！」


お互いの主張に、目を合わせて笑みを浮かべる。


もう飽きるくらい抱き合って、知り尽くした身体なのに……


やっぱり渉が欲しいと、細胞レベルでねだってくるのだ。


「はぁっ！　い、いぃっ！　渉ぅぅぅ……」


腕を伸ばして、渉の首に巻き付ける。


汗ばむ肌をくっ付けて、お互いの存在を確かめ合う。