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第10章 翌朝〜

「ちょっと〜！　私だってもっと山之内くんと話したいのに〜！」


今まで二人だけでコッソリ会っていたのかと思うと、除け者みたいで悔しい。


「穂！　今度家に遊びに行くよ！」


「本当〜！　来て来て！」


「渉が家は散らかっているからって、言ってたけどね〜」


山之内くんがニッコリ笑って、またしても渉に爆弾を投下してくる。


はぁぁ〜！？
ちゃんと掃除してるわよ！
山之内くんに、何てこと言うのよ！！


渉に視線を泳がせると、握る手に力が入った。


「山之内くん！　本当にありがとう〜！　家に遊びに来てね！」


渉への嫌味も込めて、山之内くんに笑顔で返すと――――