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刑事とJK
第12章 斉藤刑事
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―――――――――――
「ご苦労様っす」
「あ、斉藤君、こっちだよ」
斉藤は殺害現場に出向いた
さすがにゆうひの家から
直接現場に向かうのは体力がもたないとふんで、
朝早くに来たのだ
「山崎さん、状況は?」
山崎さんのおっさんは刑事暦30年の、
いわゆるベテランだ
その考えている頭の中は
ちらりとも覗けやしない
「なんかねぇ、めんどくさい事件だよ
悪いねぇ、わざわざ呼び出して」
「いえ、全然そのことは…」
山崎は斉藤に耳打ちした
「おれぁお前さんを買ってるよ。
この前の事件、
ほんとぅはお前さんと後輩君の手柄だったんだろ?」
「恐縮っす
最後のツメが甘かったっすから、オレなんて…」
山崎はニコッと笑った
「若ぇなぁ…
お、首に赤いシルシが付いてっぞ?」
「えっ!?」
斉藤は慌てて隠した
「はははは、嘘だよ嘘!!
色気づきおってよぉ!!」
山崎は斉藤の背中をバシバシ叩いた
「はぁ…」
このジジイ…
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