この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
刑事とJK
第14章 徒然シゲ


―――――――――――


シゲは公園に向かった

昨日ゆうひと約束したからだ



「おはよ」


『こんちわっしょ?』


「あ、そうか!!」


シゲとゆうひはケラケラ笑った





ベンチに腰掛けると、
ゆうひのいい匂いがする



シゲはうっとりした



『なんかさー、斉藤忙しいんだって』


ゆうひは足をぶらぶらさせた


「あ…うん、そうみたい」


僕のせいなんだけど…




『早く終わらせろって言っといてよ』


「わかった」


今は無理だけどね






それにしても、
ゆうひちゃんそんなに先輩に会いたいんだなぁー…



「―――実は、今先輩といざこざがあるんだよね…」



『え…』


シゲはハッとして口を押さえた


「なななななんでもない!!
今のは!!
忘れて…」



僕のせいで先輩と会えないってわかったら、
絶対僕嫌われる…



『なんでごまかすの?』


「へ?」



『人間だもん、他人と衝突するときくらいあるよ
だいたい、シゲは我慢しすぎだと思う…
あいつの指示ばっか受けて、嫌にならない方がおかしいよ』




僕は…我慢しすぎ



そうかもしれない




「…でも、なんか僕、
いろいろと先輩を嫉んでる…」



肩を落とす


「先輩は刑事の素質あるし、
いつでも誰かに頼りにされるし…。
僕は先輩のオマケ、みたいに思われるのが悔しくて…」




『…ケンカしたの?』



シゲは黙って首を縦に振った



『あたしにはよくわかんないけど…
少なくとも斉藤は
シゲをオマケだとは思ってないよ』


シゲはゆうひを見た




『だってしゃべる時はいっつもシゲの話が出て来るよ?
"あいつがいてくれりゃあ、無茶な捜査も出来るってもんだ"
って言ってたし。
"シゲが刑事科に来るまでは
オレは冷静ホームズって言われてたんだ"とか』



「ホームズって刑事じゃないし…」



『それ、あたしも突っ込んだ!!
本人曰く、自称、らしいよ』






/1153ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ