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刑事とJK
第19章 夏祭り

――――――――――――



斉藤は全力で走った


逃げていた男も、斉藤が自分を追いかけていることに気づいて
さらに猛ダッシュする




「このクソ…!!」




男はどんどん人の少ないところに逃げていく



その時、ドオーンと音が鳴った

顔を後ろに向けると、花火が上がっていた


「嘘だろ…!?」


走りながら腕時計を確認する



8時―――!!



「ちくしょう、待ちやがれ!!!」



―――――――――――




始まっちゃったよ…花火…


『斉藤、まだかなぁ…』


斉藤の言ったとおり、
公園からは花火がよく見えた



周りには思ったよりも人は多くなく、それは良かった


しかしそのほとんどがカップル…



『…早く来てよ…』



ゆうひはベンチに腰掛けた






―――――――――――



「捕まえた!!」


斉藤は男の腕を掴んだ


しかし男は必死に抵抗する



「は、放せ!!」


「放すわけねぇだろが!!」



怒鳴る斉藤に向かって
男は殴りにかかった


しかし男の拳が斉藤に届く前に、
斉藤の拳が男の腹に入った


「あ…ぐっ…」


その場に倒れ込む男を無理矢理立たせる




「ラッキーだな、近くに交番があんじゃねぇか」


斉藤はニヤッと笑った



――――――――――



「ちわー」


「どうしましたか?」


交番で勤務していた若い男が尋ねた


「こいつ」


と言って斉藤は捕まえた男と、
盗まれた鞄を突き出した


「えっ…?
えっ…?」


交番の男は突然過ぎてオロオロしている



「引ったくり犯だ。
手錠かけて、事情聴取しとけ
鞄は盗まれたもんだ、じゃあよろしく」




そう言って斉藤は犯人と鞄を預け、走って行った



「あの、あなたはー…!!??」


「オレは刑事課の斉藤だ、
怪しかったら後で中央区の刑事課に連絡とっとけ!!」



「は、はい!!
ご苦労様です!!」


若い男は敬礼した





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