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刑事とJK
第20章 誘拐事件




吉川はイスにもう一度座り、
パソコン画面を指差した




「この青い丸が俺たちのいる場所だ
そんで…」



吉川はマウスを動かし、画面をずらした



「この赤の点滅が携帯がある場所だ」


「?」


確かに赤の点滅はあるが、
地図上に表されてないのでイマイチ距離がわからない




「で、…これはどの辺なんだ?」




「そうだなぁ…
1、2、3、4、…ここから60kmほど離れた場所だな」




「方角は?」





「おいおい、現代の科学技術をなめんなよ?」



そう言うと吉川は画面上に地図を出し、
赤と青の点が出た画面と合成させた




「ほらみろ」



「ここはどこっすかねぇ?」



赤の点滅は比較的広い四角の中にあった




「たしか、ちょっと前にでかい工場が
潰れたって聞いたけど、そこじゃないか?」



「工場…?」



「ああ、とりあえずこの地図印刷しとくわ」



「助かる…」



「困ったときはお互い様だ、
いつでも頼ってくれよ」



吉川は斉藤の肩を叩いた





PLLLL…PLLLL…


突然斉藤の携帯が鳴った



!!!



見ると、ゆうひからだった


「もしもし!?
ゆうひ…!?」




慌てて出たが返ってきた声は
ゆうひのものではなかった








《もしもし?》








「…!!
誰だお前…!?」





シゲは斉藤の反応に驚いた




電話に出ているのはゆうひちゃんじゃない…!?






《くくっ、久しぶりだね刑事さん》





この笑い方には、聞き覚えがある

斉藤は手を握りしめた







「てめぇ…まさか小泉か!?」



シゲと吉川は顔を見合わせた




「小泉ってまさか…」

「ああ、しばらく聞いてなかったが、
爆弾狂の小泉だな…」




《覚えていてくれたんだね。嬉しいよ》




「るっせぇ!!
ゆうひをどうしやがった!?」




《あ、そうそう、それだよね。
斉藤っていうのか、君は…
くくっ、君の女の子、スッゴくかわいいよ?》




「てめぇ、何しやがった…?」




《怒らない怒らない。
大丈夫、まだ何も手は出してないよ、まだ…ね
ほら、代わってやるよ》






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