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刑事とJK
第21章 お前が教えてくれた




「あ、ランプがひとつ消えた」



小泉は持っていた装置を見た



「爆弾をひとつ止めたってことだな?」




「勝った気でいるの?
まだ早いよ」



小泉は斉藤に近づいた



「君さぁ、どうして生きてたの?」



斉藤の顔を覗き込む



「わかった、女に逃がしてもらったのかぁ。
自分だけ逃げて来て、どんな気分なの?」




「…」




「あらら?」




もう挑発には乗らないか…

つまんないの





―――――――――――






あと10分しかない…


もし、見つからなかったら…






シゲは生唾を飲んだ



「嘉山!!」




「藤野さん!!
爆弾は…」


「ひとつ見つけたよ。
爆弾は、微かだが音がする」



「音っすか…?」



二人は耳を澄ませた















―チ…―――――チ…―――――チ…――――





「聞こえた!!」




シゲは置いてあったごみ箱の辺りを調べた


ごみ箱の中にはなかったが、
箱をどけると、地面に掘られた穴に
爆弾があった


「ありました!!
藤野さん…」




「よし!!
…どうした?」






シゲは声を震わせた





「白のコードが…ありません…」



「なんだと!!?」





藤野も爆弾を見た

シゲの言ったとおり、
爆弾には赤、青、黄、紫のコードしかなかった




―――――――――――



斉藤の携帯に電話がかかった



「どうした、藤野?」



《どうなってんだ!?
白のコードがないじゃないか!!》



一気に頭が真っ白になる



「どういうこった、小泉!!」




「あ、その爆弾かー
ミスったね。白はなかったよ」




「どれを切れば止められんだ!?」



小泉はニコッと笑った



斉藤から携帯を奪い、
藤野にこう言った




「ゆうひちゃんが今付けてる下着の色〜」



「なっ…てめぇ…!!///」



小泉は斉藤に携帯を返すと、
また少し距離を取った






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