この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
刑事とJK
第33章 V S





「ぷは~、助かりましたよ藤野さん」



シゲは斉藤を離した



「…面会って、誰だ?」



「そんな奴いないよ、
お前らが困ってそうだから助けてやったんだ」




藤野は親指をグッと立てた


シゲもそれに反応してグッドサインを作る




「…にしても、何だったんだあいつら?」



「さぁな…、
この部屋を渡せとかぬかしてきやがった」



斉藤は椅子にドカッと座った



「うっとしいからじゃないの?」


そう言って、
吉川が話に入って来た



「うっとしい?
斉藤たちは刑事課でもトップクラスの
働きっぷりじゃないか」




「だからさ、きっとそれがうっとしいんだって。
藤野みたいに職位が上だと何も文句言えないけど、
斉藤たちの位はまだまだ下だぜ?」



「ヒヨッコのくせに生意気な~
って感じっすか?」



「たぶんな。
◯△連続殺人事件みたいな重大事件も、
こんな下っ端の単独捜査で解決とあっちゃあ
上の面目丸つぶれだからな」



吉川は腕を組んで壁にもたれかかった





「だから横取りしたのか…」



シゲも机に腰を下ろした



「徹底的に斉藤たちを追い出そうとしてるな」


藤野はため息をつく



「どうするんすか、先輩?」



「…」



斉藤は黙ったままだ




「とりあえず…あいつらに目を付けられるなんて、
お疲れさん。がんばれ」





吉川はそう言って部屋を出ていった






「ほんとどうするんだ、斉藤?」




「…裏を掴んでやんよ」




「裏?」




「あんな世間体しか考えてねぇ奴らには、
たいてい裏があんだよ。
昔ちょこっと耳に入れたこともあるしな…」



斉藤はゆっくりと歩いて、外へ出ていった












/1153ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ