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刑事とJK
第11章 やっぱり好き
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ほんとバカじゃん
ひとりで座り込んで、怪し過ぎるじゃん
ゆうひは机に向かって
宿題に取り掛かった
しかし全然はかどらない
斉藤の、あの待ってる姿が
目に焼き付いて離れない
『あぁーもう』
髪をぐしゃぐしゃにする
そうこうしてる間に7時になった
『食べよ…』
ゆうひは適当にあるもので料理を作った
机に並べて
『いただきます…』
食欲はなかった
箸を持つ手はなかなか動かない
そのくせ
たくさん作りすぎてしまった
"オレは待ってるからな、お前が来るまで!!"
斉藤の言葉が蘇る
『あたしが…行くまで…?』
時刻は8時を回っていた
3時からもうかれこれ
5時間は経っている
いくら斉藤でも、
そんな長時間公園で待ってるとは思えない
『…でも…』
もし、待っててくれたなら…あたしは…
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