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呟きたい
第1章 設定に関して①

 「なに、ここ?」

 「あっ。類沢先生も連れて来られたんですか」

 「瑞希、おはよ」

 「いや、今午後です。というより、本当になんですか、ここ」

 「なんか、紙が置いてあるよ」

 「なん……て?」

 「ふーん。面白いね」

 「なんて書いてあるんですかっ」

 「本日は趣向を変えて、お二人に狭い場所での濃厚シーンをやっていただ」

 「嘘だろ! 貸せ、それっ」

 「あーあ……バレちゃった?」

 「って……作者の呟きコーナー? 自分でやれよ!」

 「口悪いね」

 「あ、えと」

 「いいじゃん。楽しそうだし。間違っても本編の僕らには全く影響がありませんから」

 「なに、その"この作品はフィクションです"的な説明」

 「さ、瑞希座って」

 「えぇ―……類沢先生、納得早…」

 「グダグダ言っても仕方ないでしょ。それとも、本当に……」

 「え?」

 「ここで、する?」

 「わぁああああ! ちゃんとやりますから座って下さい!」

 「するって……どっちを?」

 「呟きだよ!」

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