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第15章 初体験＊

ナイティのボタンを器用に外しながら、唇が私の口まで戻ってきて、まるで唇同士が「ただいま」「おかえり」と、挨拶を交わしあっているような、そんなキスが落とされた。

それは私をとても幸せな気持ちにさせてくれて。

「これ、どこまでボタンがあるの。」

と、彼が小さな声で、笑いながら囁くから

「いっぱいあるのよ。」

と小さく笑いながら答えた。

「ただいま」のようなキスを繰り返しながら、指が腹部をそっと撫で上げて、お臍の周りをまぁるくくすぐって、脇腹を腰を太ももをそーっと滑ってゆく。


音羽さんが触れた所全てが気持ちよくて。このまま時間を止めて、永遠にこの感覚に浸りきっていたいと、そう思ってしまう。

おっぱいに直に触れられて、ハッと我に返る。だって私の乳首はヘコんでいるのよ。見られたくなんかない。

「見ないで。」
と言いながら手で胸を隠すと


「暗くて見えないから大丈夫。」と言いながら、隠した手をそっと噛まれ。

「…綺麗だから…。ちゃんと見せて…。」って言いながら、私の手をそっと払うから

「やっぱり見えてたの？」

と聞いたら。クスりと楽しそうな声がした。

おっぱいが大きな口で食べられて、やっぱり恥ずかしくて。