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私は犬
第24章 オシッコの穴*
《鮎川みのり》って、ちょっと古風な感じ。パステル調のヒラヒラのお洋服を好む鮎川さんには、ちょっぴり似合わないかも。今日だってゆるく纏めた茶色い髪には、黒い大きめのおリボンが付いていたし。

これは。剛ちゃんの影響?最近、他の人の格好が気になって仕方ない。鮎川さんや笹木さんが、綺麗に装っていると、少しだけ不安になる。自分がみっともなかったらどうしよう…。って。

「ただいま。お前まだ食ってなかったの?」

うわっ!びっくりさせないでよ。

「お帰りなさい。これから食べようと思っていた所よ。」

べ、別に有史さんの帰りを待っていた訳じゃ無いんだからねっ!

2人で食事をしながら、他愛もない会話が始まる。サッカーがどうとか、フットサルがどうとか。ふーん、サッカー好きなんだ…。

「なぁ。週末は俺ん家で寝ないか?」

はい?なんで?

「ずっと留守にしとくのもアレだし。シーツとか、掃除の人に見られたく無いだろ?」

「なんで?」

リネンがどうかしたのかしら?

「お前のマンコが垂れ流したエロい汁まみれのシーツ、あれ、掃除の人に見られてんだぞ。」

「ブッは!」

ちょっと!何それ聞いてないっ!もしかして、今までも、お掃除の人が取り替えてくれていたの?
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