この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
私は犬
第9章 お仕事です④
「あんたみたいな無能の面倒見なきゃいけない、こっちの身にもなれ。」とか、

「あんたのせいでボーナス査定下がったらどう責任とるんだっ!」とか

その度に「申し訳ございません。」と頭を下げ続けたけれども。そんなの、ちっとも効果なかった。

「専務と同じ九宝を名乗るなんて、身の程を知れ。」

とも言われた。私だって好きで九宝の姓に生まれついた訳ではない。改名しようかしら…。

歩きながら、そんな事を考えていて、ふと気が付いた。

渡辺さんが、私に注意するのは外見の事がほとんどだわ。

仕事面ではあまり口を出して来ない気がする。気のせいかしら?


おまけに、今日は帰り際に神部君に食事に誘われた。予定が詰まっているので、お断りしたけれど。あの後も、渡辺さんと目があって、いつもより怖く感じた…。


お仕事で大変なのは、【仕事】ではなくて人間関係なのかもしれないわ。


このままじゃ、最終目的の病院のベッド迄、たどり着くのが難しいように思えてならない。

明日仕事に行きたくない……。
/637ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ