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第12章 成瀬氏の訪問

成瀬幸次郎は山中が村議会員を辞任し、一義席が空いた事で
来年行われる珍萬村村議会員選挙に出馬する事を卑虎に報告をした・・・

『卑虎村長・・・私はあなたに負けた時ショックで夜も眠れず、何もする気にもなれない日々が続きました・・・ですが、今回の山中氏の遺憾過ぎる行動を卑虎村長が自らの身体を張り、この村を守ってくださいました！私が何故あなたに負けたのか、ようやく解りました！そして卑虎村長！あなたの力になりたいと思ったのです！』

卑虎は照れながら・・・

『成瀬さん、自分はそんな大した事したとは思ってません・・・村長として当然の事ですよ！・・・成瀬さん、あなたは福祉のエキスパートです！今あなたのような人が必要だと思います！成瀬さんが村議会員になれば、もっとこの村もよくなるはずです！だから自分は成瀬幸次郎氏を支持します！』

『卑虎村長・・・』

２人はガッチリと握手を交わた・・・