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第2章 遅刻の代償

ふぅん……、ん……。


いつものように、お風呂を終えてベッドに入った途端に、
彼が、私を抱き寄せ唇を塞いだ。

そして、やっぱりいつもと変わらず、 彼の濃厚なキスが私を溶かしながら、
着ているものを、一枚ずつ脱がしていく。

しかし、


「ナッちゃん」


お互いの体から一片の布もなくなると、
横たわる私をそっと抱き起し、
彼が、枕の一つをクッションにして足を投げ出してベッドに座った。


「跨いで、僕に乗って？」


だが、まだ溶かされきれてなく、理性が残っている私は、
ちょっと躊躇った。

しかし、そんな私の手を引き小さな声で甘えるように言う。


「僕のしたい事して？」