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秘密のキスは蜜の味【完結】
第8章 もう一度好きって言って

時間が気になってしょうがない─

…あぁ~くそっ終わんねぇ~時間はとっくに過ぎてんのに。

部屋を出て葉瑠に何度も電話を掛けるのに…
留守電になってて繋がんねぇ。

葉瑠…

なんで留守電なんだよ…不安になってきた。

〝悪りぃ~すぐに戻るから頼む〟
……同僚に告げて急いで入口を抜けて走った。

くそっ!…信号待ちの時間がもどかしいわ


遠くに待ち合わせした場所が見えるけど─カップルがいるだけで葉瑠の姿は見えなかった─

もしかして、帰っちゃった?

んなわけねぇ~よな!


おっせ~んだよ! この信号。

焦る気持ちを抑えて信号が変わると同時に走り出す!


──?─あっ──くっそ! ナンパだ。

カップルに見えていたのは、俯いて困惑する葉瑠とチャラそうな男。

〝ねぇ…いいじゃん行こ〟

男が葉瑠の手を掴んでいるのが見えた!


慌てて駆け寄り男と葉瑠の間に分り込んだ。

「おい。俺の彼女に何か用か?」
弾む息を抑えて男に声を掛けた。

「……あっ鏡也君」

〝へっ?チッ!男いたのかよ〟って…

いるわボケ!葉瑠に近づくんじゃね~よ。


「葉瑠大丈夫か?ごめん俺が遅くなったから…ハァ」

「うん、私は大丈夫だよ」
久しぶりに葉瑠の顔を見て嬉しさがこみ上げる。

葉瑠は俺を見て…それはもう嬉しそうに笑うから……さっきからドキドキしっぱなしだ。


こんなとこで待ち合わせしたらナンパされるのは当たり前だよな…
ごめんな失敗した!

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